施工業者が加入する保険について

店装チェーンは、施主様に安心して工事をお任せいただけるよう労働安全衛生をはじめ関連法規を遵守し、安全第一(safety-first)をモットーに、生産・施工・監理を通して事故防止に真摯に取り組んでいます。

それでも工事中の事故や生産物による賠償責任に対するリスクをゼロにすることはできません。昨今テールリスクと呼ばれる、確率は低いながらも発生した場合には巨大な損害を生じるリスクに対して、特に注意と予防そして準備や対策が求められています。 
店装チェーンに加盟する施工会社には、第三者賠償として請負業者賠償責任保険と生産物賠償責任保険に、販売会社には生産物賠償責任保険に加入済みであることとしています。
テールリスクに備えるために、協同組合日本店装チェーン会員には支払限度額１０億円の賠償責任保険加入制度があります。

 

工事中に発生した損害賠償請求事例

事故の状況	損害額（万円）
配管工事の床はつり作業中に防水材を破いたため階下店舗に漏水した。	404
脚立を倒してしまい什器にキズを付けてしまった。	130
壁に打ち込んだビスが水道管に刺さり漏水した。	118
既存の什器を移設中に落として壊してしまった。	74

 

工事後・引き渡し後に発生した損害賠償請求事例

事故の状況	損害額（万円）
厨房の壁の耐熱性が不足していたため壁内から出火した。	690
看板取り付け後、看板が落下し通過中の車両にぶつかった。	46
ワックス掛け施行後にフローリングが変色した。	22
取り付けた棚板のビスが外れ傾いたため棚板の食器が落下した。	15

 一方オーナー様にも、発注者(注文者)の指示により（または指示をしなかったことにより）施工箇所が原因で第三者に対する賠償事故が発生するリスクや、施工中の類焼被害や自然災害など、施工業者の責任でない損害に対してのリスク、お店の所有・使用・管理等の過失にもとづく賠償責任に対するリスクなど、お店のご発展のためにもリスクに対する備えは重要です。 
補償や保険等についてのご相談は協同組合日本店装チェーンまでお問い合わせください。